心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿 (創元推理文庫)

by アルジャナン ブラックウッド | Mystery & Thrillers |
ISBN: 9784488527020 Global Overview for this book
Registered by Aslia of Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on 2/14/2009
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Journal Entry 1 by Aslia from Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on Saturday, February 14, 2009
ファンタジー系のミステリーです。

Journal Entry 2 by Aslia from Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on Saturday, February 14, 2009
心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿
献本で頂きました。
(ストーリー)
 ●霊魂の侵略者
 お金持ちのジョン・サイレンスは、普通の病気は治さない。いわゆる「霊的な病気」を治す医者である。あるとき、スウェーデン女性から、あるユーモア作家が原因不明のスランプに陥っていると相談され、彼は原因究明に乗り出す。

(感想)
 サイレンスという人は、ほんとに変わった人である、ということが分かる一話になってます。しかも、彼には魔法が使えるのです! 魔法と心霊の関係の意外な接点。そして相棒の動物たちの細かい描写。実に面白いお話でした。

 ●古(いにしえ)の妖術
 ヴェジンは、ある町にとりつかれてしまった。それはさまざまな現象が起る不思議な町……。からくもそこを脱出したヴェジンは、ジョン・サイレンスに相談を持ちかける。

(感想)
 そうきたか、という感じでした。意外性がばっちりあるお話です。ちょっとした教養、蘊蓄も身につけられますね。なかなか、面白かったです。

 ●炎魔
 足の不自由な妹を持つラッジ大佐を助けるべく、ジョン・サイレンスと助手の「私」(ハバード)は奮闘する。

(感想)
 いいじゃないですかー。ラストは不気味でしたし、知らない知識がいっぱいありました! 参考になりました。

 ●犬のキャンプ
 キャンプに出かけた「私」と友人たちは、そこで不気味な犬の存在を知る……

(感想)
 下手したら差別じゃないかなあ、と思いつつ、読んでしまいました。まあ、この時代なんだから仕方ないかな。

 ●四次元空間の虜
 マッジは、サイレンスの家まで訪れて、自分が四次元空間にとらわれていることを訴える。

 (感想)
 ラストにユーモアを感じました。

全体的な書評 
 この本は、オンラインゲーム女神幻想ダイナスティアでTRPGにしたいなと思いました。(以前にも、献本で貰った「駆け出し魔法使いとはじまりの本」という小説を、ダイナスティアでTRPGにしたことがあります。詳細は公式ページにて)。
 このまま使うには、ちょっとアレンジが必要ですけどね。面白かったです。

Journal Entry 3 by DiMoiOui from Chiba / 千葉市, 千葉県 Japan on Thursday, February 19, 2009
奇怪な謎に挑む“心霊博士”の冒険。日本の恐怖小説と比較すると全然怖くない。なかなか独創的で面白かった。

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