シゴフミ〈4〉Stories of Last Letter (電撃文庫)

by 雨宮 諒, 湯澤 友楼 | Literature & Fiction |
ISBN: 9784840241878 Global Overview for this book
Registered by Aslia of Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on 12/2/2008
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Journal Entry 1 by Aslia from Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on Tuesday, December 2, 2008
ラストはちょっと説教臭いかもしれない。

Journal Entry 2 by Aslia from Hiroshima / 広島市, Hiroshima-ken Japan on Tuesday, December 2, 2008
★僕の名前を呼んでおくれよ
 自分は誰なのか、問いかけに答えない少女たちを、次々とジャックナイフで殺す少年。シゴフミで、警察に自首を勧めた一人の少女もいたが、彼はまったく聞く耳を持たなかった。彼は、自分の本当の名前を知りたかったのである。超然としていた文伽は、マヤマの名が偽り、と言われて動揺してしまう。
 死してなお自首をすすめるシゴフミ、そして感動しない主人公。シゴフミの価値を信じ続ける文伽に、なぜと問う主人公。文伽には、シゴフミの奇跡を信じなければならない、ある理由があった。


 感想
 推理小説的なオチに、最後まで救いのないお話で、珍しいアンハッピーエンド。文伽の謎は……? と興味をそそらせるエンディングでした。

 ★終わりの始まり
 シゴフミ配達人流礼(るれい)は,通称アロンズ、本名ゼルゼとともに「あの犯罪人」について愚痴を言う。彼女は、文伽がシゴフミを書くときに関わった人物であった。流礼は、文伽から二通シゴフミを渡されるが……
 文伽にシゴフミを届けた文歌(ふみか)、そして網一人の人物沙音についての物語が始まる。沙音は、流礼も知っていた人物であった。

 感想
 流礼のブッ飛び方は文伽とは対照的。そして、文伽にも親友の綾や、綾をかばって死んだ和俊(かずとし)という友達が、過去にいたというのも面白かった。沙音に対して文伽がとった行動や、すれ違いなど、ドラマ盛りだくさん。大罪人の流礼の取った文伽への行動は意外ではありましたが、筋は通っておりました。
 しかも、シゴフミを破棄するという大罪を、沙音が犯したことも明かされて……マガフミと呼ばれる存在まで出てきて、一気にお話は盛り上がります。なぜ文伽がシゴフミ配達人になったのか、とても自然な成り行きでした。ちょっと登場人物大過ぎ。

 ★Brother and Sister
 兄弟愛を信じない一人っ子の養子足尾亮太は、新垣卓という人物のシゴフミをもらうが、彼は亮太の兄を名乗り、自分の葬儀に出てくれという。出てみると、そこに自分の写真が……。亮太は双子だったのである。しかも明菜という義妹もいた。義妹に恋をしてしまう亮太だったが……

 感想
 ストーリーは単純でしたが、文伽が自分の仕事に自信を持ち始めるというところがよかったです。

 ★始まりの終わり
 マヤマがカムイと悪戦苦闘している間に、文伽が沙音と話す。シゴフミの意味を――。
 優しい奇跡、その本質を。

 感想
 シゴフミはきっかけでしかない、というところがなかなかよかったです。ラスト近くはちょっと説教くさかったかな。

Journal Entry 3 by chocola905 from Kawanishi / 川西市, Hyogo-ken Japan on Wednesday, February 4, 2009
郵送交換会 in Christmas で頂きました。
シェアモを使ってリリースします。

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